とたんに寒くなり、どうしても身体も縮んだ行動をしていると、思わず!あ!危ないとおもったとたんゴロリと転び手で庇うと手首の骨折、尻もちだと背骨の骨折、又は大腿骨の骨折で手術、退院後リハビリで完治するまで1ヶ月、いやいや3ヶ月となります。
それで済むならいいけど、背骨の骨折なら後の人生は車椅子生活でとんでもないことになりかねません、その為少しでも防げるよう日々気を付けるようにまとめてみました。
転んだら多い4つの骨折
転んでの骨折は大まかに4つに分けられます。
1. 大腿骨(だいたいこつ)骨折
太ももの付け根の骨折で、赤く印を付けた箇所が転倒の際によく骨折します。
2. 脊椎圧迫(せきついあっぱく)骨折
背骨の骨折です。
骨粗しょうが進むと尻もちをつくことで起きることが多い骨折です。
また「いつのまにか骨折」は本人が気付かずの骨折で猫背のような姿勢となっています。
上腕骨折(じょうわんこっせつ)
腕の付け根の骨折です。
転んで肩を直接打ったり、肘や手をついた時に起こります。
4. 橈骨骨折(とうこつこっせつ)
手首の骨折です。転んで手をついた時によく起こります。
転倒の原因として考えられるのは
自宅で転倒の骨折は約60%と言われています。どんなところに注意をはらったらいいかをまとめました。
加齢によって注意力が散漫
加齢で筋力、柔軟性の低下で、思った通りに動けないことがあります。
これにより反応や動作が遅く、焦りや緊張によって注意力が低下し転倒のリスクがたかまります。
病気などで服用するくすり
とくには複数の薬を飲んでいる方は十分注意が必要です。
薬にはなにかしらの副作用(降圧剤のくすり)があることを認識し、ふらつきや立ちくらみなどで転倒されるケースがあります。
やはり運動不足かな
筋力が弱まっていくなどして体が思うように動かなくなります。
軽い運動では、散歩やウォーキングなどすることによって補うことができます、また身体を動かすことによって脳の働きもよくなります。
日常生活での不注意で転倒
高齢者の転倒事故の多くは、住み慣れた自宅で発生しています。
東京消防庁によれば、およそ6割は自宅で転んでおり、具体的な場所は、居間・寝室、玄関、階段・廊下、浴室です。
家の中で注意するところ
家の中での転倒は、いろいろ隠れ潜んでいます、どこをどう注意した方がいいかについて
まとめました。
居間、リビング
・カーペット、こたつ、電気コードや布団につまずく。
・居間からでる時の段差でのつまずき
・床に置いていたチラシや新聞紙の上で足をすべらせる。
玄関や玄関先
・靴をぬぐ、履くの際にバランスを崩す。
・玄関マットでつまずく。
・玄関の上がりの段差で踏みはずす。
階段・廊下
・階段や廊下の素材(フローリング)がつるつるすべりやすい。
・スリッパを履いた状態でつまずく。
寝室
・ベッドから転落してしまう。
・夜間にトイレへ行くときに、暗闇でつまずく。
脱衣所、浴室
・濡れた床で足をすべらせる。
・浴槽の出入りでバランスを崩す。
自宅でも簡単にできるトレーニング
ヒールレイズ(つまさきの屈伸)
もっとも簡単で場所もとらず高齢者にとって足腰にいい運動です。
①両足で立った状態でかかとを上げ、ゆっくりかかとを下ろす動作を繰り返します。
②歩行やバランスが不安定な方は、椅子などをつかんで行うとよいでしょう。
③レベルを上げたい方は、壁に手をつくなどして片足だけでチャレンジしてみましょう。
骨の強化で食事やサプリで補う
ご存知かと思われますが、骨を強くする食品は
牛乳 、ヨーグルト 、チーズ 、小松菜 、モロヘイヤ、切り干し大根 、油揚げ、もめん豆腐 、しらす、わかさぎ 、乳製品、骨ごと食べる小魚、大豆製品などに多く含まれてい ます。
中でも乳製品はカルシウムの吸収率が高いので効率よくカルシウムがとれます。
私が扱っている深海鮫肝油エキスはビタミンDも含んでいます。
ビタミンDはカルシウムとリンという骨を作るミネラルの吸収に関わる栄養素です。
不足すると骨軟化症や高齢者の方では骨粗しょう症になるリスクがあります。
さいごに
転倒での骨折は、高齢者が多いと言われております、軽い運動や食事である程度防げるかと思いますが、それを続けることが殆どの方は途中で挫折します、だましだまし飽きずにいろいろ工夫し続けることが肝要かと思います。