秋田県には、大根を燻って漬ける「いぶりがっこ」が名物商品としてあります。燻るというと燻製がイメージされるかと思いますがイヤイヤ全く別ものです。
「いぶりがっこ」の主な生産地は秋田県でも県南地方で秋田市から車で60分~70分で横手市、湯沢市、秋田県と岩手県の県境の三内村などが有名です。これらの地域は、秋田県で豪雪地帯で一晩の積雪が40㎝~50㎝も降ることも度々あります。
なかでも、私は湯沢市で作られている「きむらやのいぶりがっこ」が好みで時々、秋田イオンにて購入したべたり、知人に送ったりしています。
その味は、噛んだ触感で炙っているのにパリパリ感、シャキシャキ感があり、味はちょうどいい塩気と甘さがあります。又、保存料、着色料、酸化防止剤、調味料(アミノ酸等)は使用していないのが好みの一つです。
他県では大根を(燻る)とは、味が想像できにくいか、目に触れる機会も少ないっとおもいますが、昔から連綿と継できた「いぶりがっこ」を、詳しくご紹介します。
【がっこ】の語源とは
そもそも何故、漬け物を秋田弁で(がっこ)と呼ばれているかと言えば、諸説はいりろありますが一説には京言葉「雅香」が転じて「がっこ」となった説があるようです。
又、「秋田方言語源考(佐藤政一著)」の資料だとこうこう「香香」→「こうこう又はこんこ又はこっこ」→「がっこ」で秋田県全体で使われていたという説もありいずれにしても東北弁のズーズー弁が訛った発音に酷似していますよね。
秋田県南地方とは
秋田県は大雑把に分けて県北(大館市、鷹巣市)、県中(秋田市)県南(横手市、湯沢市)があり、大館市はあきた犬が有名です。
プーチン大統領は大の犬好きで秋田県の佐竹知事があきた犬を贈った(2014年)のが話題になったこともありました。また食べ物で「きりたんぽ鍋」が代表的で、毎年10月頃に大館市のニプロハチ公ドームで開催されている「きりたんぽ祭り」では大勢の人でに賑わっていました、私もその日に行って新米の「きりたんぽ」を満悦しました。
出典:旅東北 |
一方秋田県南は、大仙市、横手市、湯沢市でこちらの地域は、まれにみる豪雪地帯でここ最近は過去最高の積雪が毎年更新されニュースになるくらいです。
また秋田美人で有名女優さんで、佐々木希さん(秋田市出身)、壇 蜜さん(横手市出身)、演歌歌手の藤あや子さん(仙北市出身)、など美人さんが多い地域です。
大仙市(大曲)は毎年8月第4土曜日に花火大会が開催され、人口数は8万ですが、当日は70万以上の観光客が訪れ、花火を謳歌されています。
横手市は2月に開催されるかまくらまつり、湯沢市では8月に開催される七夕絵どうろうまつりが有名で下の画像の通り美人画のとうろうが彩りおおく飾れています。
と言うことで簡単な観光案内はこの辺で、「きむらやのいぶりがっこ」ができる迄をまとめてご紹介します。
「きむらやのいぶりかっこ」とは
きむらやのいぶりがっこは湯沢市で作られており、昭和38年に創業されております。
現在は湯沢市となっておりますが以前は雄勝町で、小野小町の出生地で秋田県と山形県の境界に位置した地区で、最も有名な豪雪地帯で「いぶりがっこ」を漬け販売されております。
いぶりがっこはどうな方法で漬けられているか
まとめ
秋田県内で「いぶりがっこ」を製造業者は17社で年間287万本(2017年)生産されております。
それぞれの伝統的な方法で食感、旨味、パリパリ感、しなやかさ、硬さが若干異なるかと思います。(全て食べたことはないので)中には「これって燻り時間が少なくない…」と思えるような「たくわん漬け」にちょっと手を加えているような「いぶりがっこ」もあります。
今回ご紹介した、「きむらやのいぶり」は三大うどんの一つ「稲庭うどん」の直営店舗(佐藤養助)でも一緒にだされています。
是非、ご賞味してみて下さい。